経済学

 経済の構成要素には、生産、消費がある。その生産によって生み出された生産物を消費していくという流れになってくる。その生産の中で出てきた付加価値を労働者に分配することで新たな消費が発生していく。以上のことから、経済とは、人間の労働を中心として、時間的には再生産、空間的には分業という形で生産、消費を行っていく活動こことである。
 まず、資本とは状態変化をしながら無限の価値増量を目指す価値の連動体である。そして資本主義には、資本家と労働者の立場に大きな違いがある。どのような生産をする場合にも必要な機械などは資本家が持っている。労働者は、賃金が欲しいためにその資本家の工場に集まる。つまり、労働者は自分の好きなことをして賃金を獲得できるわけではない。労働者は、資本家に対抗して反対運動などをしてもそれは賃金がもらえなくなる行為であって、基本的には資本家が強い力をもっている。そして、多くの利潤を求めれば生産を拡大する必要がある。そして、そのためには多くの製品が売れなければならない。製品が売れるには、消費者の購買力が上がらなければならない。購買力を上げるには、労働者の所得を上げなければならない。ここで、労働者の所得を上げてしまうと資本家としては費用の増加に当たるので、利益の向上を妨げてしまう。この矛盾も資本主義のジレンマとなっている。資本主義における格差の発生は歴史的に見ても絶えず問題になってきた。ロシア革命大恐慌なども資本主義の問題を表したものだ。まず経済過程では、生産関係と生産力が関係している。生産関係は人間と人間との関係を示すもので、生産力は人間と自然との関係を示すものだ。この経済過程と、法や政治といった上部構造との関係になってくる。上部構造から経済政策などである。

少し長くなってきたので続きは次に回そうと思います‼︎